こだわりの製法を公開

大阪府、藤井寺市に、道明寺というお寺がある!
関東の桜餅は長命寺が原点です。
そしてその周辺、特に3月下旬は、凄いにぎわいを見せています。

所は代わって大阪府、藤井寺市、道明寺周辺は、
どこを見渡しても、道明寺を名物にしているお店はありません。

では、なぜ桜の葉を包んだこの和菓子が、
道明寺という名前になったのでしようか?

(1)道明寺粉の名前の由来

一説によると、尼寺・道明寺で、今から千年以上も前に、
菅原道真公の伯母・覚寿尼(かくじゅに)が、
御飯を乾燥させたものから作り、この名がつきました。
もち米を水洗いし、二日間水に漬け、蒸した後、一ヶ月乾燥させ、
道明寺糒(ほしい)にし、適当な大きさに粗挽きする。
一般庶民にも販売されるようになったのは、明治以後だそうです。


(2)なぜ、道明寺の周辺で、道明寺を売っていないの?
道明寺は真言宗尼寺で、
古くは奈良時代推古天皇の時代(聖徳太子の母)以前からありました。
士師(はじし)が士師寺として建造、後に道明寺と改名された。
名門寺としても格式があるゆえ、特に道明寺桜を
あえて推奨するお寺に、ならなかったのではないかと思われます。


(3)ではなぜ道明寺が桜もちの名前になったの?
時代は近代に入り、数件の和菓子屋さんが
元祖道明寺を名乗ったのだそうです。
茶の子店主の思うところ、道明寺というこの名前、
響きの良さに、和菓子職人がほれたのでしょう。
いつの日かこの粉の名前も道明寺粉と
言われるようになり、こうなってくると鶏が先か、
卵が先か、の話になってしましますね!
いずれにしても道明寺の桜もちは全国的に広まって
クレープ生地のさくら餅よりメジャーかもしれませんね!

餅米を道明寺粉の
サイズに製粉機で
裁断する。
蒸かす前の
道明寺粉
天然クチナシ
色素で
ピンク色に着色。
寒天をぬり、艶をだし
国産桜葉を巻いて
できあがり。
1個・・・140円(税込)



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