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8月25日多摩包装工業(株)を
森田祐和が訪ねる。

8月22日の作業を終了した「海外に車椅子を送る会」は8月23日に森田祐和、森山和典の二人で
16台の車椅子を多摩包装工業(株)へ運んで行きました。
しかし、ここまでの道のりは困難に満ちたものだったのでありました。

話はさかのぼること半月前、車いすの整備も順調に整い船便で送る日取りも8月28日決定しました。
だが、しかしです、この段階で課題が山積み状態だったのであります。
(1)船積み梱包費用が無い〜無い無い〜(エコー)
(2)船積輸送の手順や、手続きなど、まったく誰も知らね〜
しらね
しらね〜(エコー)
つまりその程度のヨチヨチ歩きの会が、
車いすをマレーシアに送ろうとしていたのであります。
(エライコッチャッ!)

この時期、自分たちで梱包することを先ず、
考えながらの話し合いが続きました。
同会にはとにかく金が無かったのであります。
「梱包費用は下手をすると計り知れない金額かもしれない・・・」
みんな
ビビッタ ビビッタ ビビッタ

というような思いから、
「大工(工務店経営)の伊東真二君にがんばってもらって」などと結論のでない話をしていました。そのときでした。

森田春紀君がやって来まして、一通りの話を聞いてから
「それなら多摩包装工業の指田勇社長に相談してみりゃ〜いいじゃん」
その一言がきっかけで早速、同会社を訪ねることになりました。

多摩包装工業(株)
東京都 羽村市 緑ヶ丘5ー10ー5
電話042(555)1177
代表取締役 指田 勇 さん

森田祐和
すみませ〜ん、わたくし福生で貸衣装屋を
経営しております森田と申します。
社長さんにお会いしたいのですが・・・

事務員
はい、少々お待ち下さい


待つこと数分、緊張する森田。
時計の針は12時45分!

指田
なんだよ!今、昼時で休憩してたのに、
だれよ、とにもう〜。


森田
森田春紀さんの紹介で来ました
森田と申します。

指田
森田、森田って、ややこしい話だわな〜、
え〜と・・・
あ〜西多摩新聞みたよ!
なかなか良いことやってんじゃないの、
感銘を受けた。
俺にできることがあるなら
協力するから何でも言ってくれ。


森田
実は車いすの梱包をお願いしたいのですが・・・

指田
分った、まかせなさい。

森田
だいたい、箱の大きさがこのくらいで〜
立てと横がこうで〜
それで通常予算はどのぐらいの〜

指田
あ〜分った、最初に協力するからと
言ったろ〜が!
費用の話はするな!面倒みるから。
ただしだ!
この企画一回で終わらせるなよ!

森田
はっ、はい、ありがとうございます。

深々と目頭を熱くして頭を下げる森田、

指田 勇 社長は名前の通り、
ムチャクチャ太っ腹で
気さくな人物だった。

8月25日
多摩包装工業において梱包作業が始まる。

かんしょう剤で
繰るんだ車いす。
木製の箱を作っていきます。
防虫加工した木材で
箱を作ります。
車いすが梱包された
完成品!

全ての手続きアドバイスを同会社で伝授され
さ〜、いよいよ28日に向けて、爆走する。

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