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2004年6月27日
「海外に子ども用車椅子を送る会」初の会議開催!

森田祐和君がいよいよ準備段階として
2週間前から準備をしてきた初の会議が
さくら会館(福生市民会館前)で開催されました。
主なメンバーは福生の中学時代の
クラスメートですが昭島市から三人のメンバーと
車椅子オーダー製造メーカーの
西野さんも参加されました。

時間は午後一時からでしたが
早くも10分前から
数人の友人達が集まってきました。
声をかけたメンバーは23人ぐらいでしたが
最終的に集まった人数は14人でした。
日曜日の午後と言うことで、
家族とのダンランの時間を裂いて
来ていただいた友人達に感謝いたします。
また今回都合で出席出来なかった皆様には
次回の出席をお待ち申し上げています。

それでは、3時間の会議の
模様を公開いたします。

会議直前の森田君実際
考えてみるとこのテーマは
重いかもしれません。
深刻な話は避けてリラックス
ムードで行きましょうかね!
司会進行を勤める幡垣でしたが
打ち合わせレジメは一切なしの
アドリブ司会になりました。
森田君の話の合間にたくさんの
質疑応答を期待して司会者、
ローリングスタートする。
何しろテーマが
重い・重い・重い
いったいこれから
どうなってしまうのか!

司会者、何を言い出すかと思いきや、
自己紹介をお願いする。





直太郎も会議に出席。

基本的にはこのホームページを
ご覧になっている皆さんも
会議に出席しているメンバーの一人になります。
皆さんもその辺のいすに座って参加して下さい。
自己紹介は掲示版をお使い下さい。

ここまでのお話は爆走ことぶきや物語で、
皆さんおわかりですよね!

さて、開始早々、質問が飛び出しました。
伊東(工務店経営)
話としてはなんとなくつかめてきたけど、そのNPOって言うのは何よ?

森田(貸衣装屋)
実は私も数ヶ月前までわかんなかった。
ボランティア活動は継続して続けるためには
法人格が必要だって言うことなんだ。
たとえば、あるボランティア団体に
寄付金を出した会社があったとする。
でもそのお金がちゃんと使われているのか
どうなのか、出した方は心配だよね。
寄付する側も寄付を出すだけの
価値のあるボランティア活動であるか判断する
目安にもなるのがNPO団体認定法人
非営利目的の法人会社で即ち、NPO法人です。

金山(計理士)
財務書評を作成する義務はあるんでしょうか?

多良(養護福祉指導員)
いや、そこまでする必要性はないんだけど、作って悪いことはないと思います。

幡垣(和菓子屋)
金山君は計理士なんですよ、多良さん。

多良
なるほどそれなら経理は外に委託しなくて良いわけだ。良いんじゃないの。
さっきのNPOだけど、何も海外向けの
ボランティア活動だけがNPOじゃないんです。
老人ホーム慰問、郊外清掃、
環境破壊阻止運動、子育て支援団体と様々、
認可がおりてる団体は16000あるんです。
海外参加の団体はNGOと分別されている物もあります。
但しNGOは法人格をもちません。

森山(今は保険やで、電気屋だった。)
それで俺たち何をすればいいの?

幡垣
たくさんの支援者が先ず必要だと言うことなんです。
時間のあいてる人が車いすを引き取りにいったり
資金的に援助していただける人も当然必要でしょう。

森田
それからこの活動でもう一つ大事なことがありまして
それは小・中学生を対象に総合学習で
障害者に対する理解を深めるという活動なんだ。
具体的には実際、車いすを体験してもらう事、
それがまだ日本の学校教育には欠けている部分なんだ。
批判するのは簡単だけど、難題に切り込んでく
団体がないのも問題だと思うんだよ。

幡垣
それなら森田君今度9月の11日に
中神小学校でふれあいフェスティバルが開催されるんだけど
PTAにこの企画を話してみるから、
実現したら皆さんの参加を要請しますのでお願いいたします。
それでは他に質問はありませんでしょうか。

沖倉(歯科技工士)
国内で困っている施設に車椅子を提供する活動は出来ないんですか、
海外に送るより先ず、国内の困っている、障害者の救済が先じゃないの?

西野(車いすオーダーメーカー)
国内では車いすは国が補助金を出しますから、
いらなくなったら廃棄処分するしかないんです。
リサイクル中古に補助金は出ませんので、体のサイズに合わなくなったら
買い換える方がお金がかからなくて済んでしまうもんですから・・・
業者としては商売になるんですが、それにしてもまだ使える車いすが
廃棄処分されるのは忍びないものです。

森田
そこで海外に子供用の車いすを送ったら、
きっと喜ばれると思ったんだ。

幡垣
まったく明瞭で分かりやすい話だと、思うだろ!
それで俺は、協力しようと思ったんだ。

伊東
それで送り先と費用はどうするつもりなの?

森田
送り先はマレーシアが有力候補にあがっています。
船積みで輸送するんですが費用は掛りません。
マレーシアの団体が費用を負担してくれる事になっています。
但し、本来は輸送費もこちらで、
負担するのが、支援活動団体といえるわけで、
今現在の段階ではどうにもならないから、お願い申し上げた。
だから、二回目以降はNPOとして何とか費用を出して送りたいと思います。
今回はご好意に甘えて相手側団体に負担してもらいますが
2回目からはがんばって実費で送るのが
ホントのボランティア活動だと思うんだよね。

伊東
なるほど・・・それでいくらぐらいかかるのよ?

森田
船積みの積載量にもよるんだけど、
10台の車いす分で定価14万円ぐらいです。

西野
運搬費用がかからないと聞いていたので車椅子さえ集めれば
何とかなるかと思っていたんだけど・・・2回目から、ちょっと心配だな〜。

西野さんは車椅子をオーダーで作る職人さんです。
過去、森田君と同じように海外へ車椅子を
送るボランティア活動を立ち上げた経験があります。
しかしながら、費用の面で工面が付かず断念した経験をお持ちの方です。

伊東

自分の事ばっかりしか考えない世の中で、この話はいいな〜。
出来るだけみんなで出来ることをしていくのが良いんじゃねいか!

伊東君は工務店を経営している大工さんです。
金山君は秋川で経理士をしています。
森山君は電気屋を廃業して保険の仕事をしています。
沖倉君は歯科技工士です。
森田春紀君は歯科技工士経営です。
多良さん養護福祉指導員です。(わかくさおやじの会、仕掛け人)
その他女性三人が出席して下さいました。


幡垣

その通りだと思います。
難しく考えず、出来ることから始めてみたらどうだろ!
え〜本日は西野さんに、子供用車いすを4台持ってきてもらいました。
少し西野さんから説明していただきましょう。

西野
この車いす、どれもみんな機能が違うんですよ!
体が硬直している人専用、
力がはいらない人専用、
固定式のベルト付きもある、
自力で動かせるように車輪外に手すりが付いているもの
それから・・・・・・・

更に話は限りなく続きます。
見て、聞いて、触って、乗ってみて・・・
殆ど無頓着に車椅子に無関心だった自分たちに気づく・・・う〜ん!

直太郎も
清瀬病院で
お世話になった
子ども用車いす
伊東君、
興味津々
初めての
体験です
折り畳んだ
車いすは
小さくなるもんだ


多良さんもかなり詳しく説明し始める。
さすが福祉職員だ!

様々に機能が違う
車いす
この汚れを落としてピカピカにするのが
楽しみだ!
これは
どうするんだ?

折り畳む前 折り畳み後 45度に倒れる機能もある

多良
この車いすを整備してピカピカにして、
説明書付の写真ファイルを付けて
みんなの写真を付けて送るんだ!
ただ、車いすだけ送ったって気持ちは伝わらない。
みんなの魂が椅子と一緒に伝わるように
集まってワイワイ、ビール片手に楽しくやれば良いんだよ。

幡垣
じゃ〜鉄板で焼きそばでも作って、みんなで楽しくやれば良いんだ。

小野
それなら楽しいボランティアですよね!

森田
何処でやんのよ!

幡垣
田村酒造とか石川酒造とかね!
あそこは夏、酒造ってねえからよ!

森田
くわしいね〜

幡垣
倉庫とか場所も探さなきゃいけないね!

清水
この団体の名前はどうするの?

森田
海外に子ども用車いすを送るのだから
「海外に子ども用車椅子を送る会」で良いんじゃないか?

森田春紀
ちょっと、長くねいか、その名前は・・・

幡垣
当面しょうがねいだろ、これ以上略せないし、そのまんまで理解しやすいから。

さて!会議も終わり車椅子を引いて駐車場まで歩いていきました。
今回あえて集合写真は撮りませんでした。
次回の集まりまで楽しみは、とっておくことにいたしました。
たくさんのメンバーで楽しくボランティア活動をしましょう。

感慨深く、そして楽しい三時間でした。続く

2004年6月27日は
「海外に子ども用車椅子を送る会」、
誕生記念日となりました。
その二年後、40フィートのコンテナで
一回で100台を送る事ができる、
NOP法人になっているとは
誰も想像がつかない事でした。
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